働き方改革をテーマとした営業についての所感

昨今、安倍総理政権のもと推進されており、各方面から話題になっている「働き方改革」についての所感です。

私はシステム部門ですので、業者さんとお話しをする機会が多いのですが、働き方改革に関する営業を最近よく受けます。

 

キーワードとしてはこんな感じ

  • テレワーク
  • ペーパーレス
  • AI
  • RPA(Robotic Process Automation)

 

テレワーク

職場に来なくても、自宅等からネットワークを通じて、庁内の資産にアクセスでき、育休中や介護等で出勤できない職員が業務をできるようにするための仕組みです。VPNを使って、通信を暗号化することにより、セキュリティを担保するものです。

地方公務員の職員数が減っている中、仕組みとしては良いと思います。

ただし、H28年度に実施したセキュリティ強靭化事業(総務省|自治体情報セキュリティ対策検討チーム|自治体情報セキュリティ対策検討チーム)により、行政ネットワークとインターネット環境との完全分離の思想とはかけ離れていると思います。

これらはトレードオフですので、どちらかを立てれば一方を妥協する必要があります。

窓口がある以上、テレワークによる費用対効果は小さいと考えています。

 

ペーパーレス

役所は何と言っても紙命です。

  • 会議は全員が資料を印刷します。
  • メールを印刷して回覧します。
  • 議事録は手書きで、自席に戻ってから、Wordに打ち込み、回覧します笑

紙やインクに対するコスト意識が低すぎると思います。

そんな役所において、ペーパーレスなどまだまだ遠い未来の話だと思います。

どちらにしてもPCは稼働し続けますから、PC上で資料を見れば良いと思いますが...。

 

AI

提案はもらいますが、高価ですので、導入は難しいです。

教師データを準備するのも難しいですし、原課に検証をしてもらう余裕はありません。

Pythonでできるみたいなので、個人的には試してみたい領域です。

 

RPA

業務に沿った形でソフトウェアロボットを作成し、決められた通りに作業をしてくれます。ロボット作成環境と実行環境があり、それなりにしますが。年間使用料は職員1人の年収よりも安いです。

単純作業なんかに時間をかけるのは勿体無いですから、業務改善にはかなり有効だと思います。

1日中伝票を打ち続ける職員がいる中で、PCが全自動で対応してくれるのは素晴らしいと思います。

ぜひ導入したいと思います。

ただしVBのように属人化する恐れもあるので、注意しなければなりません。

この辺りが有名どころですね。

まだ提案は受けていませんが、デモしてもらいたいなあ。